工業英検3級に合格した方に向けて、工業英検2級の勉強に必要な書籍を紹介します。
漢字検定などのメジャーな資格とは違い、工業英検はマイナーな資格のため、過去問は日本工業英語協会が出版している公式問題集しかありません。
本書は、過去26回分の試験問題が掲載されている公式問題集です。3級問題集と同じで、本書は問題と解答しかなく、解説がありません。
そのため、個人的には、あまりオススメできません。ただ、実際の試験通りに掲載されいる過去問はこの本だけ、というのが現状です。
工業英語を勉強する上で、役立つ参考書を紹介します。
工業英検2級に出題される問題を的確に出題している問題集は本書くらいです。2級を勉強する時、はじめに読んだほうがいい本だと思います。
本書は問題量が多いことが特徴です。恒例ながら、問題の解答はありますが、解説がありません。
表紙に「EXERCISE 290」と書かれている通り、問題が290問掲載されています。さらに「EXERCISE 290」とは別に技術英文に関する例題や解説があり、豊富に掲載されています。
本書は工業英検1級受験用の問題集ですが、「修辞」の勉強に役立ちます。
「工業英検2級クリア 」の末巻に類出単語が掲載されていますが、その単語だけでは合格は難しいでしょう。また、試験本番では辞書を使って単語を調べることができますが、時間が足りません。
もっと多くの単語を習得するために、英単語集を紹介します。
高等専門学校の英語の授業で使われている単語集です。「理工系の」という書名通り工業英単語が3300語掲載されています。
本書の特徴は、英単語1語につき数和訳と1例文、1解説が書かれていることです。また、CDが2枚ついており、耳で覚えることもできます。
難易度は中学レベルから工業英検2級まで、と幅広く、実際の工業英検2級の勉強では、後半の1000単語ぐらいを覚えます。現在は最新版「COCET2600」が販売中です。
本書は例文で単語を覚えるタイプの本。工業英語の解説や付属のCDもついており、工業英検2級向けです。
工業英語は難しい文法はありません。ただし、独特に文法があります。「工業英検2級クリア」等の問題集に少し書かれている文法程度の知識で十分だと思います。
工業英語2級では3級までと異なり、辞書を2冊以上持ち込めます。(ただし、電子辞書は不可)
本書は工業英検に持ち込む辞書として定番中の定番です。産業翻訳の基本がわかるWebマガジン実務翻訳で詳しく紹介されていますが、翻訳者の海野夫妻が借金をして作った辞書です。
和文英訳は自己採点が難しい分野です。そこで、ライディングの基礎を身につける必要があります。ネットで評判がいい本は下のものです。
書店や図書館で見つけた参考書などを紹介していきます。(メモ的な内容なので、読み飛ばして下さい。)
本書は工業英検1級合格者の体験談です。タイトルは「1級のすべて」となっていますが、ネットで1級の体験談を調べたほうが詳しく掲載されており、参考程度にしかならないでしょう。